丹頂

丹頂
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丹頂、タンチョウ

 丹頂という品種名のイメージから純国産の感じがしますが、1950年代に中国から輸入されてきた中国宮廷金魚です。その後、国内でも量産されるようになりました。肉瘤の部分のみが赤色というのが特徴の品種です。

 更紗模様の固定というのはほぼ不可能に近いと思います。例えば六リン模様とか、クマノミのような縦じま模様とかです。でも、唯一、この頭部のみ赤色という丹頂模様だけが人の手によって固定できているという事実。昔から当たり前のように存在している丹頂だけど、凄い金魚なのかもしれません。一番上の個体は中国産っぽい肉瘤の付き方ですね。「鵞頭」と呼ばれる肉瘤の付き方の代表選手です。エラの部分には殆んど肉瘤が付きません。肉瘤が赤色の部分と白色の部分で付き方が違うって言うのは蘭畴などでよくいる。赤色の部分のが肉付きがよくなって左と右とでバランスが崩れてるとか。この丹頂ではそういうの見ないですね。二枚目は観賞魚フェアのものですが何か縁起のよさそうな写真です。絵ハガキとして使えそうです。

□ 金魚サーチ