あらたまの華

あらたまの華
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あらたまの華、麁玉の華

 鳳尾をもつオオサカランチュウというのが理想形態。静岡県在住の磯部氏がオランダシシガシラの背鰭欠如個体とオオサカランチュウとの掛け合わせにより作出されました。2005年以降あたりから市場にも出回るようになってます。

 磯部氏とは金魚日本一大会で何度かお話したことがあるのですが、2004年に初めて「その他の部・当才」で優勝されました。その時、「なんで優勝したのか基準がよくわからん。去年の魚のが良かったのに・・・」と首を傾げていたのが強く印象に残っています。「その他部」はタイミングとか、同品種の複数回優勝はないとか、いろんな条件があるのでなかなか予想が難しいです。ちょうど、その日本一で優勝された時ですが、累代繁殖で血が濃くなり過ぎていることを危惧されてました。そこへ、津軽錦の出品者の方が魚をあげようか?なんて磯部氏に提案されてましたがあれからどうなったのだろか?ひょっとしたら今のあらたまの華には津軽の血が入っているかもです。考えてみると、「肉瘤は出したくない」、「尾は大きい方が良い」となると津軽錦って条件的に一番近い気もします。

□ 金魚サーチ